Before

After

「前に植えてもらった玄関前のオリーブがグラグラしている。支柱が大分劣化しているかもしれないから一回見にきてもらえないかしら？」とのご相談を頂きました。

以前打ち込んだ支柱が腐っていたため、新しく薬剤の入った支柱を打ち直しました。また、根元にオリーブアナアキゾウムシという害虫が入った為、幹のすぐ内側が食べられていました（前写真）。

こうなってしまうと、樹皮が乾燥する上、養分や水分の吸い上げが困難になり木が枯れてしまう可能性もあります。今回は対処法として、幹元のゾウムシを全て捕殺し、食べられた箇所の水分が飛ばないように苔などで詰め物をし、麻布を使い、包帯代わりに使い補修しました。

オリーブを植えた際も、お客様と「どのくらいの大きさで、どのような枝ぶりで、どのような品種にするのか」といった事をとことん話し合って決めた木だったので、木に対する思い入れが強く、「できれば新しい木を植えるのではなく、今この木が本当に元気になって欲しい」とのご要望を頂きました。

そのため、できる限りの治療をご提案させて頂きました。また定期的に様子を見に伺います。今後ともよろしくお願い致します。