Before

After

「ゴミ捨て場のプレハブ小屋の中に大きいイチョウがあるのですが、葉や実がとにかくすごくて。掃除も大変で臭いもきついしで困っています。伐採を考えていたのですが、周囲状況的に難しそうなので、コブを残して枝を全て切っちゃってください。イチョウはそうやって切ってもまた生えてくると聞いたので。」とのご要望をいただきました。

イチョウは街路樹にも多く使われているので、枝を全て落とす切り方を見たことのある方は多いのではと思っております。
実際、こちらのお客様も仰られていた通り、全て枝をコブで切り詰め、葉が無い状態にしてしまっても、また新芽が出てきて、大きく茂ります。落ち葉の問題や、実の銀杏の臭いが気になるなど、様々な悩みがあり、ばっさりと切ってしまうことが多くあります。

紅葉すると、とても鮮やかな黄色でキレイなのですが、今年のように強風が続くとイチョウは枝が柔らかく軽いので、太い枝すら折れてしまうのではないかと、心配になった方も多かったのではないでしょうか。
見た目は少しかわいそうに見えるとは思いますが、樹木と上手く付き合うためには、時にこういったことも必要なのではないかと、私は思っています。