Before

After

「ウメの木が大きく伸びてしまったので、切ってほしい。小さければ自分たちで手入れできるのですが、大きいとどうにもできなくて。小さくさっぱりとしていただけると助かります。」とのご要望をいただきました。

「小さくさっぱりと」とのご要望でしたので、大きく伸びすぎた枝は元の方で切り落とし、細く新しい枝を残すようにして切らせていただきました。どうしても葉が無くなってしまうような場所は、太めの枝の新しい枝が出てきているところの手前で切り、葉を残しなるべくバランスが偏らないようにしました。

ウメは太く長い枝が多く、伸びやすいので、「どこを切ったらいいか分からない」というお話をよく聞きます。切り方については好みにもよりますが、長く伸びて飛び出している枝を元で切り細かい枝で形を作る方法や、枝を全て一定のラインで切りそろえて形を整える、という方法もあります。
ウメは強い木ですので、ある程度はバッサリと切ってしまっても大丈夫ですが、夏の暑い時期に強く切ってしまうと枯れる危険性があるので、注意が必要です。ですので、「夏には枝先を切りそろえて形を整えるようにし、冬に枝の多い混んでいるところを切りスッキリとさせる」というのを、私は1番オススメしております。