Before

After

前回伺った際に「シュロがこれ以上大きくなると困るのでどうにかしたい」とご相談を受けました。
伐採をご提案し、今回作業のご依頼をいただきました。

シュロはひたすら真上へ伸びる樹木で、幹の先端にしか葉が出ず、他の樹木のように高さを下げることができません。
高さが問題だとすると切るしか解決方法がないことをお伝えし、ご了承いただきました。

当日、実作業としては掃除を含めて一時間ほどで終わりました。
まずは、シュロに巻きつくように生えているカポックを部分的に剥がすことから始めました。
次にシュロの幹に生えている毛を、チェンソーの歯を入れる部分のみ木バサミを使い、引っ張りながら切りました。
毛が生えたままチェンソーで切るとその毛がチェンソーにからまり動かなくなってしまう為、事前にそのような処理を施します。

今回根元を切断して倒した後、トラックに積む為に4分割する予定でした。
・・・が、注意していたつもりなのに最後の最後、4分割目でやってしまいました。
エンジン音はすれどもチェンソーの歯は回転せず、白い煙が出てチェンソーストップ！
毛をからめてしまったようです。
無理させるとエンジンまで壊してしまうので切断は3分割で終え、最後の1本は長く重いままの状態でなんとか頭の上まで持ち上げ、トラックに載せました。

シュロは成長がゆっくりな分、重く固い樹木です。
葉の茎部分にギザギザの部分があり、素手で握るとケガをしてしまう恐れがあります。
また幹に生えている毛が切断時には邪魔になり、ノコギリでは切ることがなかなか難しい樹木です。

伐採をお考えの方は、是非弊社にご相談いただければと思います。
・・・次回は今回の経験を踏まえ、チェンソーがストップしないように対応させていただきます。