植木屋は12万人の主婦が選んだoh!庭ya!へ
Before
After
「結婚記念に親戚からいただいた鉢植えの杉を庭に植え替えて30年、2階屋根より高くなってしまい、台風の時に怖い思いをしたので伐採したい。」とのご要望でした。
作業当日「頭から1.5mくらいの部分を切ってそのまま下へ降ろして欲しい。他所にまた植え替えたい」との追加のご依頼がありました。
当初の計画は「頭部分はなるべく細かく刻んで落としたときの衝撃が少ないようにしよう」と考えていたので、一瞬躊躇しましたが、二人現場なのでロープで縛って慎重に降ろせば大丈夫であろう、とお受けいたしました。
さすがに9m超の樹木なので普段はあまり使用しない二連梯子を掛け、また道路にはコーンを2つ立てて歩行者にも配慮し慎重に作業開始。
杉の枝は長く、また先の方に重い葉が付いているせいで、枝の付け根に2~3回ノコギリを入れると一瞬にして折れ落下します。
その為、枝が道路に落ちないようしっかり片手で掴みながら、途中 足場となる枝を残しつつ邪魔な枝は切りながら登り、頭部分に到着。
頭から1mくらいの部分をロープで縛り、切った後すぐに落下しないよう太めのしっかりした枝にロープを一巻き引っ掛けて、いよいよ頭から1.5m部分の幹部分を切断です。
ここはまだそれほど太くないのでチェーンソーは使わず、ノコギリで。
切断後、太枝にぶら下がった状態の頭頂部分を、徐々にロープを緩めて下げていき、無事下へ降ろすことができました。
あとはどんどん残りの枝を切り、幹の部分はチェンソーを使って刻んでいき、掃除まで含めて3.5時間にて作業完了しました。
「いただいた記念樹なので・・・」とおっしゃられ、伐採前に奥様が杉に日本酒をかけられました。
頭部分をまた植え替えたい、というお話とも相まって、本当に大事にされていることが伝わってきました。
また、撒かれたお酒と杉の香りがブレンドされ「たる酒」の香りとなってあたり一面に漂い、高木作業を前にちょっと緊張していた身には、程よいリラクゼーション効果がもたらされました。
作業後の掃除も丁寧にしていただいて気持ちがよかったです。