INTERVIEW
みよし店・小坂オーナーインタビュー
小坂 徳美
小坂 徳美 オーナーの開業STORY
美濃加茂市生まれ、名古屋育ち。田んぼに囲まれた子供時代。
出身は岐阜県美濃加茂市です。
物心つく前に名古屋市西区引っ越して、高校を卒業し、社会人になるまで西区に住んでいました。
結婚を機に、尾張旭市に来ました。
人生の大半を名古屋で過ごしてきましたし、今も尾張旭から名古屋市守山区にまた引っ越してきてましたから、名古屋が地元です。
子供の頃は、サッカーばかりやっていた・・・そんな記憶です。
小学校4年生から始めたのかな。当時は友達みんなサッカーに夢中でした。ほぼ毎日、学校が終わったらみんな公園に集まって遊んでいたのですが、そのときの遊びが大体サッカーもしくは野球。その流れでサッカー部に入りました。
ゲームウォッチだったりファミコンだったりが流行り始めた時代ではありましたが、私は本当にアナログで遊んでいました。セミ捕りしたり、田んぼ行ったり。タイコウチとか、ミミズ、カマキリとかゲンゴロウとか、そういうのをみんなで捕りに行ったりもしていました(笑)
名古屋市内ではありましたが、実家の前の道路がまだ舗装されていませんでしたから。
本当にまだ土に触れながら遊ぶ時代。そういう時代の子供です。
小学校・中学校の時代は、授業が終わると毎日部活がありました。
でも、そんなにサッカーが強かったわけではなかったし、放課後に遊び感覚でサッカーをしていた、それがたまたま部活だった、そんな感じです。
高校に行く意味を見出せず、「働く」道を選択
高校は建築学科に進みました。建築の勉強をしながら、遊んだりバンドしたりの高校生活でした。全然勉強してなかったです(笑)
特にやりたいことがあったわけではないので、とにかくその時その時で楽しく過ごしていた。今思えばちょっと無駄な時間を過ごしていました。
建築学科に進学したのも、たまたま地元の美濃加茂でおじいちゃんが大工をやっていたりとか、うちの母方のお兄さんも大工だったりとかで、小さいときに身近に刻み工具とかもあったりしたんです。昔は大工さんがみんな柱とか材料を刻んでいました。
柱一本から細くしたり、全部1本1本やっていた。その刻み工場みたいな場所が近所にあった。
そこで木屑をもらって、裏山に持って行く。そうするとそこに幼虫がいたりするんです。木屑を使って裏山でカブトムシを捕まえたりもしていました。
そんなことがつながって、なんとなく「建築もいいな」と建築学科に進学しました。
高校卒業後は、建築とは全く違う分野に就職しました。
超バブルで、「誰でもどこでも入れる」「大企業も入れる」そういう時代でした。でも、私自身はそんな大企業に行きたいわけでもなかった。だから適当にどこか就職しようと思って、大手の建築・不動産系の会社に就職しましたが、入社してから、「違うな」「これではいかんな」と考えるようになりました。
やっぱり、1件1件違う家をつくるというより、設計がいたり、営業がいたりとか役割分担がされていて、全部自分が担当できるわけではない。自由にできない部分が多かった。自分が考えていた建築・不動産とは全く違っていた。
自分が仕事をしていて「こうじゃないな」と感じることがあるとしますよね?そのときに、そこにずっといて、何かやってみるなりすればいいのですが、僕はそういうタイプではない。「これ違うな」と思ったら、辞めて違う環境に移る、そういうタイプです。
だから、最初の会社は2年間で辞めました。
ただ、2年間でしたが、(後にoh庭ya事業を紹介してくれることになる)加知さんに出会うことができたので、その出会いは大きかったです。
本当に自分がやりたい建築(仕事)ができる場所を探して
辞めて地元の工務店に転職しました。そこはすごく良かったです。何でもやらせてくれるところで、チラシをデザインするところから、CADで製図するところまでやりました。入社当時はパソコンを全く使えなかったのですが、その会社で全部やらせてもらえたので、現場経験の中で身につけることができました。
会社って、小さければ小さいほど自分でやらないとダメというか、進んでいかないところがあるじゃないですか。でも、裏を返せばいろんなことを全部自分でできる。それは自分にとってはプラスの環境でした。
色々な本も置いてありましたし、ハウスメーカーの事務所には置いてないような専門書、設計士さんが作る家の本などもありましたから、それをずっと見て勉強していました。
「こんな家が作れるんだ!?」ってことを知る。そこは、自分がそれまでにいた世界と全く違った。自分にとっての「こういう建築をやりたい」があって、それを叶えられる環境だった。だから、そこで「建築」というものをどんどん追求していきながら、お客様の要望に応えて形にしていくことができる、そんな日々でした。
「ある程度答えが見えてきたな」と感じたころには、もう50歳近くになっていました。
そのプロセスで、建築会社を4~5社渡り歩いているのですが、自分がやりたい建築を追求できる会社に出会ったのが40歳くらいのころでした。
自分の中で「突き詰めた」そう感じ始めたころにやってきたコロナ
40歳くらいで転職。もうそのときには、「転職もこれで最後じゃないかな」と思っていました。結婚もしていたから、30代くらいから、「自分がこの先転職して、また違うことを始めるのは良くない」と考えていました。家計的なこともありますから。
でも「なんか違うな」という違和感から40歳のころに転職し、違う環境に行き、仕事を突き詰める中で、自分の中で“掴めてきた”感覚が生まれた。その頃に来たのがコロナでした。
コロナになり、どこの建築屋さんもみんな数字がガクンと落ちました。「ちょっとこの先やばいんじゃないか」と感じるわけです。
さらに、建築自体も省エネ基準によって2025年に全部一律になる。どこで家を建てても、この最低基準は一律になる。そうすると、極端に言うと何も変わり映えのしない家ばかりを建てることになる。
家の快適さが変わらなくなる。設備ひとつとっても、TOTOさんもパナソニックさんもリクシルさんもどこでも
お風呂・洗面・キッチン・トイレを取り扱っている。どこの商材を使っても同じになる。
外壁材も、外壁材を作るメーカーが限られていると、当然同じような材料になる。
昔みたいに自然の素材を使って、大工さんが地元で削って、そこでしかない材料で家を建てる・・・という時代ではなくなりました。
そんな中で何か突出しようと思ったら、本当に一部の性能だけ突出するしかなくて、それがもう大体見えてしまっていた。自分の中で、建築に対して疑問というか、画一化されて、オリジナリティを出しにくい状況になって仕事の面白みを見失い始めたころにコロナが来た。
人との出会いに導かれたoh庭yaとの出会い
お客さんに対して良いものを提供したいと思っても、それが難しくなった。自分がこういう風にしたいと意見しても、会社員である以上、会社に稟議をあげ、承認を取らないといけない。「これだけ利益がある」「これだけ儲かる」と。でも、当然建築にはいろいろな人が関わる。そうすると、たとえば設計サイドから「これはちょっと難しい。できないよ」と言われたりするわけです。「あぁ、会社員じゃ駄目だな」と、「自分のやりたいことができないな」と、そういう壁にぶち当たっていました。
結局右往左往しているときに、僕の知り合いで有名な設計士さんに相談しました。そのときに言われたことが、「最終的に独立するなら、50歳が一番最後だぞ」と。「50歳を超えたら、ちょっと難しいぞ」と。
体力もいるし、独立って、そんなに生やさしいものじゃないじゃない。その当時、加知さんにも相談しました。
最初の2年間だけの繋がりですが、とても面倒見が良い方で、私の人間的な部分もよくわかってくださっていた。自分のキャリアは建築がメインでしたから、「住宅業界でこういう風にやっていこうと思っていて・・・」と相談しました。
そのときに紹介されたのが、oh庭yaでした。
もちろんoh庭yaの存在は知っていました。ただ、具体的に何をやっている会社なのかまでは理解していませんでした。でも「とにかく目立つ会社だな」そういうイメージはありました。
人とのつながりを大切に。人に助けられて今がある。
oh庭yaを紹介されたときに、直感的に何か感じるものがありました。「ここだったら行けるかな」って。
大きかったのは、やっぱり人でした。
よく面倒を見てくださっていた加知さんが「いいんじゃないか」とおっしゃってくださったこと。仕事としてお客さんとの距離が近いという話は聞いていて、それは魅力的に感じていましたが、やっぱり最終判断は、知っている人が「良い」と言ってくれていること。それが一番完璧というか、そこにこそかける価値があるんじゃないか、そう考えました。
もちろん、すんなりいくとは限りません。お金もいるし、色々と超えなければならないハードルはあることもちゃんとわっかっていた。店舗を出さなければならないし、道具もいるし、だからこれだけお金はかかるとか。
だったらもう会社を辞めないとエンジンかからないなと思ったので、誰にも相談することなく会社を辞めました。家族にも言っていませんでした。
エンジンをかけて、追い込んで、知り合いやお客様のところにはちゃんと筋を通しに行って、「こういうことをやるので、会社を辞めます」とご挨拶してまわりました。でも、そうやって挨拶まわりをしていたら、逆にいろいろとお仕事をいただくことができました。むしろ、それに助けられて開業から軌道に乗せることができました。
本当に人に助けられました。
これまでもそうですが、自分の力よりも、人に助けられたことの方が大きい、そんな人生です。今も正直、僕は自分の力じゃなくて、oh庭yaの看板の力に助けられていると思っています。もうそれがなかったら僕は今ここにいない。
やっぱり人って大きいです。
とはいえ、「木を切る」ことに対してはど素人からのスタート
「木を切る」「庭の仕事をする」それ自体に対しては、「自分にできるかな?」という不安はすごくありました。
ですが、これまでも建築の仕事をしていた時も、やったことないことをやる、それを繰り返してきましたから、「何とかなるかな」とも思っていました。
できるかなという不安と、でも何とかなるだろうという楽観と、両方の気持ちがありました。もちろん、そんなに簡単に考えていたわけではありません。
フランチャイズとしてoh庭yaの看板を掲げるわけですし、自分のこれからの生活も、自分がやった仕事次第。
だからもう、深く考えすぎずに、今はYouTubeとかもありますから、とにかくひたすら情報をインプットしました。その中で自分が良いと思った情報を自分に吸収する、その繰り返し。
それは今でも続けています。1日1本は必ず動画を見る。なんというか、スピードランニングみたいなもので、見ているというか、流すように聞いている。潜在意識に刷り込むような感覚です。
そうやって流すように自分にインプットするものが、結果として実際の現場でお客様との会話に活きています。
昔の植木屋さんは、「木はこうだからこうやって切らなあかん」とか、「ここまでしか切っちゃ駄目だ」とか、何かいろいろ制約があったり、こだわりがあったりするじゃないですか。
でも、私はそうじゃないよなと考えています。いろいろな知識は幅広く持っている。でも、それをお客様に押し付けるわけではなく、お客さんがおっしゃったことに対して「こういう情報もありますよ」とお伝えするくらいにとどめています。
その上でお客様からリクエストがあったときには、もう徹底的に調べて、お客様にまた新たな情報をお伝えするようにしています。
「何かあったら小坂に相談すればいい」と思ってもらえる存在
花屋さんなら花の専門ですが、oh庭yaはすごく幅が広い・・・そう認識しています。
高い木を切ることもあれば、花壇を作ることもあるし、外構もやる。いろんなことをやれる。ある意味、家の外だったら、なんでもありです。
だけど、他の業者さんをひとつひとつ見て行くと、意外と違う。
たとえば、ホームセンターに行けばお花は売っていますが、説明はあまりしてくれない。
花屋さんに行っても、花を買うことはできますが、実際その花屋さんが木を切ることもなければ、外構工事を提案することもないですよね。
お客様は、会話しているとその中でいろいろ突拍子もないことを聞いてこられます。そのすべてにちゃんと応えたいし、そのための引き出しを持っておきたい。それが今の自分の悩みであり、課題です。
それを聞き、応えることができないと、「やっぱりoh庭yaさんは木だけ切って終わり」になってしまいます。
でも、そうなってしまうと、お客様の立場に立つと、お客様は結局いろいろな業者に電話しなくちゃいけないし、いろいろな業者と交渉しないといけない。大変です。
だから、僕は常に自分が全部できるように・・・と考えて常にもう情報収集をしています。
僕は、増島会長にお話を伺ったときに最初に受けたイメージは、地域のそういった存在になることでした。とにかくそこに行けば、何でも解決できる存在。
「何かあったら小坂に相談しよう」そんな姿を目指しています。
全くの未経験から、お客様のご要望に応えられるに至るまで
僕は、コールセンターからお客様からのご依頼の引継ぎを受けると必ず、Googleのストリートビューを見て可能な限りお客様の情報を集めます。
そこにある木は全てYouTubeで見て、木の特性や手入れの方法をインプットする。覚えて覚えて、それからお客様を訪問するようにしています。
そこでご要望を伺って、それを形にして、お客様が満足してくださる。「あぁ、この仕上がりで良かったんだな」と実感する。それを繰り返す中で、どうすればお客様のご要望に応えることができるか?その引き出しを自分の中に増やしていける。
あとは、開業前に本部の古賀さんや澤口さんの現場に同行して経験を積ませていただくことができたことも大きかったです。僕は、5月~6月ぐらいにFC契約をして、12月くらいに店舗を出しました。店舗を出して開業するまでに期間があったので、その間に同行する機会をいただきました。そこで場数を踏むことができましたし、いろいろなことを教えていただいたことも大きかったです。動きもわかってきますよね。どれくらいのスピード感で動かないといけないのかの基準みたいなものもわかってくる。
だから、自分1人という環境ではなく、ちゃんと聞ける人・相談できる人がいて、その人たちと一緒に仕事をさせてもらって、そんな環境があったことも大きかったです。
そういった経験を経て、自信をつけながら、開業を迎えました。
いかに地域の皆様に認知していただくか
開業当初は暇ができてしまっていましたが、やはり暖かくなればなるほどご依頼が増えていきました。電話をいただいたらすぐに折り返しお電話して、最短で見積日程を組む、というのを心掛けていました。
そして、とにかく軽トラックで走りまくる。仕事以外の自分のプライベートの時間も軽トラックで走りまくっていました。軽トラックでみよし市内のお店に立ち寄ったり、コンビニに停まりまくったりしていました。制服を着たまま、お客様として立ち寄り、軽トラックを停めて、買い物をする。
美容院も、僕はみよし店の隣の隣にある美容院に通っています。そちらの美容院は、みよし店を出店している店舗区画の中で一番古株の店舗さん。みよしには団地が4千数百世帯あって、その奥様方がここに通っているのでは?と思ったので、自分もそこの美容院に行こうと。自分のお客様が行くであろうお店に自分も行こう、と考えました。
とにかく地域の方々に知ってもらうために、仕事がないときも「ただチラシを撒く」だけじゃなく、認知してもらうことを意識して動いていました。そういった活動をしていく中で、徐々に暖かくなったことも相まって、仕事が増えていきました
開業当初はまだ切るスピードも遅いですから、そこそこ規模の大きなご依頼をいただくと、それで3日間ぐらい日程が埋まってしまったりする。その隙間に規模の小さい仕事を組んでいくうちに、スケジュールが埋まっていきました。
でも、その頃からお客様に対して「何でも困ったことあったら相談してください」とお伝えすることは徹底していました。昔からの造園屋さんなど、これまで誰かしら・どこかしら頼んでる業者さん・職人さんがいるはずなので、それでも自分がまた必要とされるためには、ただ切るだけではなく、「いろんなことやっています・できます」それを提案しておかないといけない、そう考えました。
oh庭yaブランドの安心感を最大限出すために
あとは、とにかく「他の方がやらないような仕事をしよう」と考えました。
たとえば、住宅地だったら絶対にエンジンの機械は使わない。電動の道具を使用する。高い木は必ずフルハーネスを使って作業をする。最初は大きい木に登る技術はありませんでしたが、「この人、安全管理を徹底しているな」「ちょっと違うな」そう見られるようにしたかった。使用する道具や一挙手一投足がお客様にどう見られているのかを常に意識しました。
だからブルーシートもオレンジ色のものを使用しています。オレンジ色のブルーシートを大量に購入して、それをお庭にたくさん敷いて作業する。
やっぱりoh庭ya自体が業界を改革していった存在だと考えています。だから、植木屋さん・造園会社さんはチェーン展開しているところも含めて色々ありますが、それらと一緒に見られたくなかった。そのために、見た目もそうですし、使う道具も、あらゆる点で見られ方は意識していました。
一般的な“職人”として見られるのではなく、oh庭yaというブランドとして見ていただく。全国に広がっているからこそ、お客様も安心しておられる、そう感じる場面は少なくありません。実際、「あそこに店舗あるよね」と良くおっしゃっていただきますから。
それなのに、普通の格好でやって来て、普通に「こんにちは」って言いながら作業をするのはなんだか嫌だなと思ったんです。
oh庭yaというブランドに安心感を感じて頼んでくださったお客様に対して、現場でもその安心感への期待を超える仕事というか、ブルーシートひとつとっても全然違う、作業に対する安全性の取り組み方も違う、それらひとつひとつにお客様が違いを感じていただけるように…そういったことを意識して、やってきました。
経験がないその不安は、学びと実践の繰り返しでカバー
それからずっと忙しくさせてもらっています。
1、2、3月は、木を植える仕事があるかな?くらいに考えていたのですが、花壇を作る仕事なども意外と多くご依頼いただけています。週1ぐらいで園芸店に仕入れに行って、木や花を植えています。
バラのご依頼なんかもいただいています。やっぱりバラ専門の業者さんは価格が高いこともあって、「oh庭yaさんでもできる?」とご相談をいただいています。最初は知識もありませんから、そこは猛勉強です。
実際、初期にバラの植栽をご依頼いただいたお客様から、1年が経過した頃にお電話をいただいて、「すごい咲いたよ」とおっしゃっていただいたことがあります。「よかった」と安堵すると同時に、「こうすればしっかり花が咲く」という知識を蓄積することができる。成功体験を積むことで引き出しが増えているので、またお客様に新たに案内できることも増えていきます。
ご依頼いただいた段階では何が成功かはわからないことでも、徹底して事前準備をして「こうしたらうまくいくかな」と思えるところまで探って深堀して、それを現場で形にしていく。その結果が良くて、毎年毎年ご依頼いただけるようになって、その繰り返しです。
実際に始める前は、自分の中の不安もありました。でも、それまでの自分の経験から、結局実践は全然違う…と考えていた。勉強して学べる知識もたしかに意味はある。ですが、現場では臨機応変な対応が求められ、そのための引き出しの数や提案の数は、勉強したものの中からだけでは発揮できない。やっぱり、場数を踏まないと勝てない、そんなイメージを持っています。
「松はこう切れ」
テレビ番組で造園を取り上げているときは、全部チェックするようにしていますし、全部録画してあります。島根の足立美術館がNHKスペシャルに取り上げられていたものだったり、京都の庭に関する番組だったり。そこには松が何千本もあって、それを5人~6人の職人さんで手入れされている。自然に葉っぱが揺れるような仕上げにしていて、横山大観の絵のような松の仕上げでした。でも、別のところでは、「うちの方ではツンと立った仕上げがいい」とされていて、結局その地域と人の考えが違うし、それが仕上げに反映されている。土地土地で仕上げ方も違うんだな?とわかります。
YouTubeで色々な動画を見ても、「松はこういうふうに切らなあかん」と、色々な人が色々なことを言っています。でも、「その木、どう見ても1年後には爆発しているよね」と思うような仕上げのものもある。こうやって切ればちゃんと落ち着くであろう、という基準はある程度あっても、結局切る木によっても環境によっても違ってくる。
結局は多種多様なわけで、見た目の価値観、仕上がりというのは、お客様が満足されることが最も重要であって、こちらの固定観念で切るということではありません。それこそ全国・地域で違うのに、それを追求してしまうとえらいことになるじゃないですか。だから僕は、oh庭yaの考えが一番正解だと思っています。
お客様が「これがいい」と思ったのだから、そのお客様にとってはそれが「一番いい」。
それが、1年、2年と経験する中で腹落ちしてきました。
表現が適切かはわかりませんが、結局はどんな木も、手入れをした後に放置すれば伸びていき、爆発する、と考えたら、こだわりで切ることにさほどの意味を持たない。だからこそ、お客様がどうして欲しいかに応えて満足していただくことが仕事として大事である、それが実感できたときに腹落ちした、そんな印象です。
手抜き仕事は自分に跳ね返ってくる
毎日が刺激的で、印象的なことが多いですが、最近「簡単に手を入れるだけだと翌年自分が痛い目に合う」と感じる出来事がありました。
他の業者さんがずっと刈込でお手入れしていた木がなぜか枯れてしまったそうで、どうすれば良いかとご相談いただいたときのことです。その方は地主さんで、何棟もマンションをお持ちの方でした。
枯れてしまった要因について、お客様にこれまでのことを伺ったり、持ち帰って勉強したりして、結局これまでは刈込のみでお手入れしていたこと、たとえば間引きして風通しを良くしないと枯れやすくなる、といったことをお伝えしたときに、「なんでそんなことを5年もずっとやってたんだ」「なんでそういうことを教えてくれなかったんだ」とお怒りでした。
ですから、改めてご要望をお伺いして、「だったらこういう風にした方がいいんじゃないですか?」とご提案したら、結局何棟ものマンションのお手入れのご依頼をいただくに至りました。「そういう風にちゃんとやってくれるんだったら、全部やってほしい」と。
自分が楽しようしたり、時間がないからと手を抜いたりすると最終的にお客さんへの不信感につながる。それを実感した出来事でした。
だから、たとえば木の本数があるお庭の年間管理のご依頼をいただいているお客様のところでは、全体はもちろん綺麗にするのですが、それにプラスして、「金額は一緒でいいので、今年はこの木をしっかりやります」とお伝えして、毎年毎年違う木をちゃんと丁寧に1本1本仕上げていくようにしています。毎年注力するポイントを少しずつずらして、でもお客さんに「金額は一緒でいいからと」とお伝えして対応しています。
でも、それをやるだけで、翌年はだいぶ違いますし、お客様も、「やっぱりちょっと違うね」とおっしゃる。違いを感じていただけます。
手を抜いてしまうと不信感になりますが、逆に手を抜かず丁寧な仕事をすることが信頼に繋がり、今回で言えば「持っている物件、全部お願いします」と逆に広がった。大切なことを学ばせていただいたケースでした。
困ったときに相談できる存在
清須店の中野オーナーは、同期スタートなので、お互い困ったときは応援に行き来したり、情報交換したりしています。せっかく同じ時期にoh庭yaのFCをスタートさせた同期の縁ですから。
困ったときは、研修でお世話になった本部の澤口さんや古賀さんに相談しています。同期同士では経験値が足りずに解決できない問題も起こりますから、そういったときは遠慮なく聞いています。そうしないと解決できないですから。
日々の現場で意識していること
細かいことではありますが、まずお客様宅にお見積に伺い、到着した際、お客様の駐車場に車を停めないこと。インターフォンを鳴らし、お客様とお話をして、「ここ停めていいですよ」とおっしゃっていただいて初めて停めること。まずそこから意識しています。
意識するきっかけになったのは、お客様の声でした。自分からすると当たり前と思ってやっていたのですが、あるお客様から、「相見積を取った業者が、何も言わずに駐車場に勝手にボンと車で入ってくる」「邪魔な場所に平気で停める」とおっしゃっていたことがあった。
自分は一旦邪魔じゃない場所に停めてからお客様にお声がけして、「ここに車を停めているのですが、問題ないですか?」「だったら、ここに停めてください」そんなやり取りをしてから停めていた。それをご覧になられたお客様から「そんなことをする業者さんはあなただけだったよ。」とおっしゃっていただいた。そうおっしゃっていただいて初めて「あぁ、そうなんだな」というのを知りました。
お客様はそういう行動ひとつとってもご覧になられているんだな、というのを思い知らされました。
お客様から見える「oh庭ya」
1~12月まで、各月いろいろなチラシを各月分作っています。月ごとのニーズがありますから、今月は防草シートを案内するチラシ、来月はハチ駆除を案内するチラシ、などその月のニーズに合わせたチラシです。
コールセンターから電話をいただいてお見積に伺った時に、そのチラシをクリアファイルに入れてお客様にお渡ししています。お渡しするのは、その月から直近3カ月分くらいのチラシです。違う月にご依頼いただいたら、またそのタイミングのチラシをお渡しする。
イレギュラーもあります。たとえば資材屋さんがセールをやると聞いたら、それもチラシにしてお配りする。「イナバの物置がめちゃくちゃ安くなりますよ」とか。
タイミングよく興味がある方が見てくださったら、ご依頼に繋がる可能性があります。
oh庭yaの仕事って、お客様から見える仕事の範囲がお客様によってマチマチです。
「こういうことはできますか?」とか、「こういう木は切れますか?」とか。それって裏を返せばお客様にできないと思われているということでもあります。たとえば、剪定はできるけど伐採はできないんじゃないか?とか、勝手なイメージで判断されてしまっている。
すると頼んでいただける範囲やご相談いただける範囲がお客様の認識の範囲に狭まってしまいますよね。
だから、「何でもできる」とお客様に知っていただくためのアクションを常にし続けるようにしています。
ブログでの発信も同様です。ブログのコンテンツも蓄積されてきたので、今度は「ブログを見てください!」というチラシも作成しようと考えています。
売上は、“追い求めない”
現状は、年間の売上が1,700万円くらい、月間だと、良い月で150~200万円くらいです。建築系の仕事や工事系の仕事のご依頼をいただいたりもしていて、そういった仕事がある月は売上が上ブレしています。
それこそ、2年目は大規模工事がいくつかご依頼いただけたので、年間で2,500万円くらいまで売上を伸ばすことができました。
その結果、今期は結局消費税もたくさん払わなければならない状況になって、「あぁ、こうやって仕事をすると、これだけ消費税も払わなくちゃいけないのか」っていうのを実感しています。
また、道具には積極的に投資しています。お客様のご要望を伺って、それに応えようとしているうちに気が付いたら増えて行っている…というのもあります。講習に行って対応でいる仕事を増やしていく…そういった投資もしています。
それらは今後の仕事に必ず活きてくると考えています。
講習ひとつとっても全然違う。YouTubeで学ぶことはできますが、それでもYoutubeの動画だけでは安全管理の面や仕事の効率など説明がなされないことも多い。そういうことも含めて、7時間ぐらい講師の人と実際にやり取りして学ぶ中で得られるものは、やはり全然違いますから。
昔からあまり自分から売上を追い求めることはしていません。
「来月仕事全く入ってないな」と思うときでも、気が付いたらリピーターさんからの紹介などが重なってスケジュールが埋まっていきます。
追い求めてはいないのですが、結果的についてきている・・・そんな感覚はあります。
oh庭yaの仕事は、ひとつでは終わらない
oh庭yaの仕事は、ひとつでは終わりません。
たとえばお庭の仕事に伺います。「こういう仕事をこういう風にやりますね」とご説明する。ときには資料を作ってそれをご覧いただきながらご説明することもあります。ご納得いただいて、ご依頼の仕事が完了すると、「ここもこういう風にしたいんだけど」と追加でご相談いただく。
当然また「こういう風にしましょうか?」とご提案するわけですが、するとまた「ここもこういう風にしたいんだけど、できる?」とご相談いただく。繋がっていく。そういうことが結構多い。
先日も、お庭のお手入れをご依頼いただいたお客様から、最初は「これとこれをお願い」ごご依頼いただいて、ご依頼通りお手入れをし、お手入れが終わった後に、「これとこれもやってほしい」と追加のご依頼をいただきました。最終的には「また来年も頼んでいいですか?」と話が広がりました。本当にひとつでは終わりません。
去年ご依頼いただいた草刈りからお付き合いが始まったお客様がおられるのですが、その方は草刈りをご依頼いただいて、その仕事が終わったときに、「木を移植したい」とご相談いただきました。それで、その1本の移植を実施させていただきました。するとさらに「また何本か木を移植したい」という話になって、そのお客様だけで、この2か月で4回伺っています。最終的にまた昨日「今年も草刈りをお願いしたい」とメールをいただきました。
oh庭yaの仕事は、ひとつでは終わらない その2
先日建築士さんから、その建築士さんのお客様のお庭のお手入れをしてほしいとのご依頼がありました。
その方はアメリカにお住いの方。まずは現地調査に伺いました。すごく大きなお庭でしたので、「今回はこれとこれだけまずはやりましょうか?」とお伝えしてお見積をご提出して、ご依頼をいただきました。
作業のときには、その建築士さんも来られて、「ゴミ積んだり、手伝うから」っておっしゃってくださったので、お言葉に甘えて、一緒に作業をしました。
そのときも建築士さんのご紹介のお客様なので、その建築士さんの顔が立つように、見積に入っていない木もいくつか剪定させていただいたんです。「これもやった方がいいんじゃない?綺麗になるから」と言いながら。結局、トラックが一杯になるくらいゴミが出るような仕事になりましたが、無事完了し、「ありがとう」とおっしゃっていただきました。
その後、そのお客様がアメリカから帰ってこられたときに、「今度こっちもやってほしいんだわ」とご連絡をいただいて、またお手入れに伺いました。
最終的には、その建築士さんご自身の自宅のお庭のお手入れにも伺うことになりました。
その建築士さんは、職人さんの繋がりもある方なので、今度お庭の洗い出し工事のご依頼をお客様からいただいているのですが、その洗い出しの仕事をその建築士さんに依頼する予定です。本当にひとつで終わらず、繋がって広がっています(笑)
oh庭yaの仕事は、ひとつでは終わらない その3
こんなこともありました。あるマンションの植栽管理のお仕事で、最初は先方の管理会社の担当者さんからoh庭yaのコールセンターに問い合わせが入って、私がお見積に伺いました。とにかくすぐお打ち合わせに伺って、「こんなに綺麗なマンションだから、こんな風にきれいにしたほうがいいですね」とお伝えして、戻ってからいろいろ一生懸命資料を作ってご提案させていただきました。
すると、その会社の管理部門の方たちが全員私のお客様になってくださったんですよ。「このマンションもできる?」「うちもできる?」とご相談いただいて、結果皆さんからご依頼をいただくことができた。
昨日も「剪定したオリーブがちょっと病気になってみたいで、枯れてきそうだ」とご連絡をいただいて、たまたま近くを通る予定があったので訪問して「こういう対処、しときますね」と対処して帰ったんです。「ちょっとのことだから、お金は別にいいよ」って。でも、気になるから何もしないわけにはいかないですし、元気になったほうが良いですから。
自分の可能性が広がる場所
oh庭yaに加盟して、自分の可能性が広がったというか、自分のやりたい方向に進むことができていることが一番良かったです。
すべて自己責任で。すべて自分で決めることができる。
責任はあるけれど、将来の可能性が広がっていることを感じることができます。
今後ですが、自分のお店をつくりたい。
現在のお店は賃貸ですが、自分で店舗を作りたいと考えています。
oh花yaさんがやっておられることを、私もみよしでやってみたい。
みよしにももちろん花屋さんはあります。だけど、木を切ることも、お庭をつくることもできる、ふつうの花屋ではない、そんなお店を作りたいと考えています。
本当にまだまだ新しいことにチャレンジできる余白があります。
oh庭yaの仕事の魅力は、やはりサービス業であること。お客様に喜んでいただくことができる仕事であることです。
あとは人ですね。最初に窓口になってくださったFC開発課の中村さんであったり、oh庭ya本部のスタッフの皆さんであったり、増島会長であったり、皆さんが私たちを『仲間』として考えてくださっている、それが感じられるFCだと思います。
表面的な人間関係だけの会社っていっぱいあると思うんです。FCでも、そうではない組織でも。だけど、ちゃんとFCのことも考えてくださっている、そう見える。
だから、本部と一緒になって成長できる場所だと思います。
お金のことだけ考えている会社や本部だってあるじゃないですか。でも、Win-Win・・・それが僕の根っこにある基本です。
みんなが良いから、全体としてもどんどん良くなっていく、そういうFCだよ、と私は思います。
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※ご注意!
本お問い合わせは、oh!庭ya!へ加盟検討される方を対象にしています。
フランチャイズに関する各種営業はお受けしておりません。
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